駐中国米大使が今週チベット訪問、2015年以来

[北京 20日 ロイター] – 米国のブランスタッド駐中国大使が今週、チベット地域を訪問している。米大使館報道官が明らかにしたもので、米中間で貿易を巡る緊張が高まる中、米大使による訪問は2015年以来となった。

大使は19─25日に青海省と、隣接するチベットを訪問。公的な会談のほか、宗教・文化遺産の視察も予定されているという。

米国では昨年12月、チベットへの外国人立ち入り制限に関与したと判断される中国当局者に米国への入国ビザを発給しないことを盛り込んだ「チベット相互入国法案」が可決した。中国は内政干渉として「断固反対」を表明。米中関係に「深刻な打撃」をもたらす恐れがあるとしている。

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