イラク、米・イランに代表団派遣 緊張緩和探る=首相

[バグダッド 21日 ロイター] – 米国とイランとの間の緊張が中東での衝突に発展するとの懸念があるなか、イラクのアブドルマハディ首相は21日、「緊張の解消」に向けて両国に代表団を派遣すると発表した。

首相は、イラクには戦争を望んでいるグループはないと強調した。

2日前にはイラクの首都バグダッドで、厳重な警備が敷かれている旧米軍管理区域(グリーンゾーン)にロケット弾が撃ち込まれる事件が発生。これまでのところ犯行声明は出されていないが、米政府筋は、米政府がイランとつながりがあるイスラム教シーア派の民兵組織の犯行である可能性を強く疑っていると明らかにしている。

イランは関与を否定している。

トランプ米大統領は20日、イランが中東での米国の国益に対して攻撃を仕掛ければ、イランは「大きな報い」を受けることになると警告している。

一方、21日に開かれた国連安全保障理事会で、ロシアのサフロンコフ国連次席大使はペルシャ湾岸地域での緊張の激化を阻止する必要があり、「対立は対話に取って代わられるべきだ」と訴えた。特定の国を名指しすることはなかった。

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