1999年7月、米カリフォルニア州で屋外での法輪功の気功動作を実践する人々(Getty Images)

北朝鮮で法輪功が流行「干ばつに降る雨」=報道

世界100カ国以上に広がりを見せている中国の伝統的修煉法・法輪功は、北朝鮮にも伝わっている。米政府系メディア、ラジオ・フリー・アジア(RFA)が5月17日、北朝鮮の情報筋の話として、法輪功学習者が国内でも急増し平壌で政府高官やその家族も学んでいると報じた。北朝鮮当局は体制の脅威とみなし、4月1日には100人以上を逮捕した。それにもかかわらず、学習者が増えているという。

情報筋の話によると、どのようにして法輪功が伝わったのかは定かではないが、中国と北朝鮮を行き来する貿易当局の関係者によって広められた可能性があるという。「干ばつの時に降る雨」のように、北朝鮮の人々は絶望のさなかに希望を見出したように関心を寄せている、と情報筋は話した。

「中央貿易機関は平壌に集中している。最近の中国と北朝鮮の貿易関係が活発になるにつれて、法輪功は貿易関係者を通じて平壌に広がり始めたのでは」と推測している。この内部情報筋によれば、法輪功は神秘的で人気があり、国内で急速に広がっている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。