トランプ米大統領「不法移民に取り組む時」、メキシコに圧力

[ワシントン 31日 ロイター] – トランプ米大統領は31日、メキシコに対し不法移民対策に取り組むようあらためて圧力を掛けた。

トランプ大統領は前日、メキシコ国境からの不法移民流入に同国が十分に対応していないとし、6月10日以降メキシコからの輸入品すべてに5%の関税を課し、移民の流入が止まるまで関税率を段階的に引き上げると表明した。[nL4N236563]

一夜明けたこの日、トランプ大統領はツイッターへの投稿で「メキシコは数十年にわたり、米国を利用して富を築いてきた。メキシコはこの問題を容易に解決できるはずだ。彼らが本来すべきことを実行する時がついにやって来た!」と述べた。

トランプ大統領が示した対メキシコ関税導入が、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を頓挫させる可能性について、ホワイトハウスのサンダース報道官はFOXとのインタビューで「USMCAへの影響を十分に勘案した」としつつも、不法移民問題はトランプ大統領の大統領選挙中および大統領就任後の看板政策と強調した。

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