米国務長官、イランと「前提条件なし」に対話の用意

[ベリンツォーナ(スイス) 2日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は2日、米国はイランの核プログラムに関して前提条件なしに同国と協議する用意があると述べた。その上で、イランは「通常の国家」として行動する必要があるとも指摘した。

2015年の核合意から昨年離脱した米国は、先月初めにイランへの制裁を大幅に強化。それ以降、両国の関係は急激に悪化している。

同長官は、米国が敬意を示せばイランは対話に前向きになる可能性があるとした同国のロウハニ大統領の1日の発言について聞かれ、「われわれには前提条件なく対話を行う用意がある」と述べた。

ただ中東におけるイランの「悪意ある行動を覆す」ため米国は引き続き取り組むとも述べ、レバノンで活動するイスラム教シーア派武装組織ヒズボラやシリア政権に対するイランの支援に言及した。

ポンペオ長官は、トランプ大統領はかねてからイランとの協議に前向きな姿勢を示してきたと指摘。「イランが通常の国家としての行動を望んでいることを示せば、われわれには確実にその協議を行う用意がある」と語った。

長官はスイスのカシス外相との共同記者会見で述べた。

一方、ロウハニ大統領は2日、ポンペオ長官の発言を受け、交渉のテーブルに戻り、2015年の核合意を再び順守するかどうかは米国次第だとの認識を示した。

同大統領は「交渉のテーブルを離れ、協定を破棄した側が通常の状態に戻るべきだ」と語った。政府のウェブサイトが伝えた。

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