米国境で拘束の移民、5月は10年超ぶり高水準 中米出身家族が多数

[ニューヨーク 5日 ロイター] – 米税関国境警備局(CBP)によると、メキシコから米国への入国を試みて拘束された移民の数は5月に13万2887人に達した。前月から約30%増加し、2006年3月以来の高水準となった。当局は移民の数は「危機的な」水準にあると懸念を示している。

これまで不法入国者は単身のメキシコ人が多かったが、現在は、すぐに本国に送還できないグアテマラやエルサルバドル、ホンジュラスなど中米出身の家族連れが多く、当局は対応に苦慮しているという。

5月に拘束された人のうち63%以上は子供や家族連れだった。

入国に必要な書類を準備していたが却下された人や、亡命を希望していたが入国が許可されなかった人の数は1万1391人で、前月から12%増加した。

5月に拘束された子供の数は5万5000人を超えた。収容施設は不足しており、テキサス州エルパソの収容施設は定員オーバーで「危険な」状態にあるという。

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