対中関税上乗せの期限設けず、米中関係やや「不安定」=米大統領

[ワシントン 12日 ロイター] – トランプ米大統領は12日、3250億ドル相当の中国製品に関税を課す期限は設けていないと述べ、中国との関係は良好だが、中国が通商協議で合意事項を撤回したことを受けて「不安定」になっているとの見方を示した。

トランプ氏は記者会見で「(米中通商合意の)期限は設けていない。期限については今後考える。誰にもはっきりとは分からない」と述べた。

トランプ大統領は6日、対中関税措置については28─29日に大阪で開催されるG20(20カ国・地域)首脳会議後に決定すると述べていた。[nL4N23D1V1]

大統領は、米国がこれまでに発動した関税の圧迫を受けて製造業者が中国から撤退しつつあり、米国の製造業に恩恵をもたらしているとの認識もあらためて示した。

その上で「最終的には中国と合意すると思う。関係は非常に良好だが、今はやや不安定だ。中国は合意する必要があると思う」と述べた。

トランプ氏は今月末のG20首脳会議に合わせ中国の習近平国家主席と会談を行いたい意向を示しているが、中国はこれまでのところ会談の計画は確認していない。

通商協議の難航については「合意したと思ったが、残念ながら中国は内容を変更することを決めた。私にそれは通用しない」とした。一方で「何かが起きるだろう。非常に前向きなことになると思う」とも語った。

*内容を追加しました。

関連記事
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]