中国、米との貿易戦争終結のため改革実施が必要=豪首相

[シドニー 26日 ロイター] – オーストラリアのモリソン首相は26日、世界経済を損ねている米国との貿易戦争を終わらせるため、中国は経済改革を行うべきだの見解を示した。

モリソン首相はシドニーで講演し、中国経済は成熟度を反映すべきと述べた。

「強制的な技術移転は公正ではない。知的財産権の侵害は正当化できない」と指摘。産業補助金は過剰生産を促すとし、中国経済は成熟したレベルに到達しているとの見方を示した。

中国大使館はコメント要請に応じていない。

モリソン首相が米中貿易戦争の終結を求める以上のコメントを行うことはまれで、今回の批判はオーストラリアと中国の緊張を高める恐れがある。

豪フリンダース大学の政治学専門家、ヘイドン・マニング氏は、中国はモリソン首相の発言に不満を感じるだろうと述べた。「モリソン首相が5月の総選挙での勝利後、対中関係への政府のアプローチを変えつつあることを示している可能性がある」と語った。

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