G20、サウジに記者殺害の責任追及を=国連特別報告者

[ジュネーブ 26日 ロイター] – 国連のカラマール特別報告者は26日、週末に大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会談(サミット)で、各国の指導者がサウジアラビアに対し、ジャマル・カショギ記者殺害事件の「完全な責任」を取るよう働き掛けることが重要という認識を示した。

ムハンマド皇太子率いるサウジ代表団との二国間会合で、各国が議題にすべきことについて記者団に問われ答えた。

カラマール特別報告者は「国家がカショギ氏を殺害したと主張してきた。危険な当局者が犯行に及んだのではない」と述べた。

サウジの公式捜査は、殺害を指示した可能性のある人物について調べておらず、主要な容疑者の存在を無視したと指摘した。

カラマール特別報告者は今月、皇太子に責任がないと証明できるまでは対サウジ制裁の対象を皇太子とその海外資産に拡大すべきだと述べている。

ジュネーブ国連駐在のサウジ大使は、カラマール氏の報告について「偏見と組み立てられた理屈に基づいている」と指摘した。

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