貿易、軍事、防衛装備品を協議=日米首脳会談でトランプ大統領

[大阪 28日 ロイター] – 安倍晋三首相とトランプ米大統領は28日午前8時半過ぎ、大阪市内で首脳会談を始めた。

会談の冒頭、安倍晋三首相は3カ月連続の首脳会談は強固な日米同盟の証として、同日開催する20カ国・地域(G20)首脳会談(サミット)で世界経済の成長について力強いメッセージを発したいと協力を求めた。

トランプ大統領は令和初の国賓訪問は光栄としたうえで、日系自動車メーカーの米国投資に謝意を示した。一方、会談で貿易や軍事、防衛装備品を議論したいと強調した。

トランプ大統領は年間約7兆円の対日貿易赤字の削減を掲げており、5月末の来日時は日米通商交渉について参院選後の8月にも合意したい意向を示していた。

今月26日には日米安全保障条約は片務的であると強い不満を表明しており、会談での議論が注目されている。

 

 

 

 

(竹本能文)

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