台湾総統が今月訪米へ、カリブ海外遊に合わせ 中国は反発の可能性

[台北 1日 ロイター] – 台湾外交部(外務省)の高官は1日、蔡英文総統が外交関係のあるカリブ海諸国を今月訪れるのに合わせて米国を訪問し、同国に計4泊すると発表した。中国が反発する可能性がある。

外交部の曹立傑常務次長によると、蔡総統は7月11─22日にセントビンセント・グレナディーン、セントルシア、セントクリストファー・ネビス、ハイチを訪問し、それぞれの経路で米国に2泊ずつ滞在する予定。

米国訪問の詳細は検討中だという。

台湾の中央通訊社は、蔡総統がニューヨークとデンバーでトランジットの予定だと報じた。

これまでのところ、中国当局からの反応は見られない。

曹氏は、これらカリブ海諸国は台湾と同様の考え方を共有しているとし、訪問のテーマは「自由、民主主義、持続可能な統治」だと説明した。

蔡総統による訪米は通常はトランジット時の1泊のみで、今回の滞在は異例の長さとなる。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]