米ロ、中国含む新たな核削減条約模索 17日に会合=米当局者

[ワシントン 15日 ロイター] – 米国とロシアの当局者は最終的には中国も含む新たな核兵器削減条約の実現性を模索するために17日にジュネーブで会合を開くことが、米当局者の話で15日明らかになった。

米国代表団はサリバン国務副長官が率い、国家安全保障会議(NSC)のティム・モリソン氏のほか、国防総省、統合参謀本部、国家安全保障局(NSA)などの当局者が参加する。

ロシア代表団はリャブコフ外務次官が率いる。

トランプ米大統領はあらゆる種類の核兵器を網羅する「次世代」軍縮協定をロシアと中国と締結したい考えを示しており、先月末の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせてロシアのプーチン大統領、および中国の習近平国家主席と個別に会談した際、この件に関して協議している。

米ロは現在、軍縮条約を締結しているが中国は参加しておらず、米当局者は中国がどの程度意欲的かは現時点では分からないとしている。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]