父死去5年後、娘に届いたメッセージ「もう悲しい涙流さないで」

誰しも誕生日にメッセージカードを受け取るのは嬉しいもの。テネシー州に住むベイリー・ステラーズさんは誕生日に、父から特別なカードを受け取ることになります。


ベイリーさんの父、マイク・ステラーズさんはステージ3のガンを患い、2013年に亡くなってしまいました。このとき、娘ベイリーさんは17歳の誕生日を数ヶ月後に控えていたといいます。しかし自分の余命を知っていたマイクさんは、たとえ死んでもお祝いをしてあげようとあるものを残していきました。

マイクさんは生前、娘ベイリーさんの誕生日に毎年、花束と誕生日カードが届けられるように手配をしていました。それから5年。数週間前に21歳の誕生日を迎えたベイリーさんにマイクさんからの最後の花束と誕生日カードが届けられました。

CNNのインタビューに対してベイリーさんは「この最後のパパからの誕生日カードを読んだとき、すぐそばにパパの存在を感じたわ。それははじめ冷たい感覚だったんだけど、次第に幸せで満たされていくような気持ちになったわ」とそのときの様子を話しました。

そこには「これが最後のカードになるけど、これ以上僕のために悲しい涙を流さないでおくれ。いつかきっとまた会える。パパにとってベイリーはいつまでも大切な宝石だよ。どんなときもすぐそばについている」と残されていたそう。

この最後のメッセージに感動したベイリーさんはツイッターにマイクさんからの言葉と彼と写っている写真を載せ、「パパに会いたいよ」とつぶやきました。

この投稿は多くの人に感動を与えただけでなく、同じく両を失くした人たちに、強く生きて行く勇気をも与えたといいます。さらにベイリーさんは「パパの行動が色々な人を幸せにした事実を知ったら、とっても喜ぶと思うわ」とコメント。


現在ベイリーさんは大学で心理学を専攻し、将来、同じような辛い経験をした人たちを手助けしたいと日々勉学に勤しんでいるそう。

マイクさんの娘への思いやりが、メッセージカードを通して伝わった今回のエピソード。きっとベイリーさんもマイクさんのような心温かく成長することでしょう。

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
よもぎと小豆は、漢方と日常生活において重要な役割を果たしてきました。二つの組み合わせはその味に魅力があるだけでなく、そのユニークな性質を活かして体のバランスを整えてくれます。
この若草色の団子は、ただ目で楽しむだけでなく、桜の花々とともに季節の風情を一層引き立てます。
築200年の荒れ果てた家を購入し、5年かけて新しい命を吹き込んだ米国イリノイ州の夫婦は「それだけの価値があった […]
現代社会は、ストレスや様々な疾患に直面しており、多くの人々が健康への不安を抱えている状況にあります。しかし、私たちの身近な食材には、そんな不安を和らげる力を持つ意外なヒーローが存在します。それが「キャベツ」です。
SARS-CoV-2(新型コロナのウイルス名)のスパイクタンパク質が抗がん作用を妨げ、がんを促進する可能性があることが、最近発表されたブラウン大学による細胞研究のプレプリント(査読前原稿)で明らかになった。