パナマが使い捨てポリ袋禁止、中米で初

[パナマ市 20日 ロイター] – パナマは20日、中米諸国で初めて、使い捨てポリ袋の使用を禁止した。ビーチの公害抑制と、国連が世界最大の環境問題の1つに位置づけているこの問題への対策支援が目的。

すでに使い捨てポリ袋使用を全面的または部分的に禁止している、あるいは使用抑制のため課税している国は60カ国以上あり、中南米地域ではチリとコロンビアが実施している。

この政策は2018年に承認されたもので、パナマでは今後、スーパーや薬局、小売店は速やかに、また卸売り店は2020年中に、従来のポリ袋使用停止が義務付けられる。

違反すると罰金が貸される可能性があるが、生ものの包装など衛生上の理由がある場合は例外的に使用が可能という。

中南米では、鳥類や亀、海獣、鯨、魚類の体にポリ袋の残骸が絡みついたり、これら生物がポリ袋を食べてしまう例が散見される。パナマ沿岸では、人口密集地付近を中心に海岸にポリ袋が散乱している風景も珍しくない。

循環経済を推進する団体、エレン・マッカーサー財団が2016年に発表したリポート「新プラスチック経済」によると、新たな公害対策が講じられないまま消費が拡大した場合、2050年までに海洋に存在するプラスチックの重量が全魚類を上回るとみられている。

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