米上院議員、F35戦闘機の問題頻発で新国防長官に書簡

[ワシントン 1日 ロイター] – 米与党・共和党のチャック・グラスリー上院議員は1日、エスパー新国防長官に書簡を送り、最新鋭ステルス戦闘機F35プログラムでコスト超過や技術的トラブルが相次いでいる事態について説明を求めた。

国防総省監察官の3月と6月の報告によると、国防総省はF35プログラムのコストに関して適切な記録が保管できておらず、使用準備の整っていない部品を導入した。

グラスリー氏は、こうした問題によって資金の無駄遣いや計画の遅れが発生し、F35のパイロットの生命が危険にさらされていると訴えた。

F35プログラムを担当する国防総省の統合計画局はこれまでのところコメント要請に応じていない。

F35の生産で中心的な役割を担うロッキード・マーチン<LMT.N>は声明で、国防総省が監察官の報告に対応して手続きを見直す際に、統合計画局に協力すると述べた上で、同社が運営する全ての国有財産の記録は契約に従って管理していると強調した。

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