ASEAN会議開催中のバンコク、3カ所で小規模な爆発 3人負傷

[バンコク 2日 ロイター] – タイの首都バンコクで2日、小規模な爆発が3カ所で起き、3人が負傷した。バンコクでは東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の安全保障会議が開かれており、日米中、ロシアなどの外相も集まっているが、爆発が起きた場所はいずれも会場近くではなかった。

最初の爆発音は現地時間午前9時(日本時間午前11時)前にバンコク中心部近くの2カ所で聞かれた。その後間もなく、複数の省庁が入ったバンコク北部の政府関連施設で3つ目の爆発音がした。

警察は、手製とみられる爆弾によりスワンルワン区で清掃員2人が負傷したとしている。

目撃者によると、77階建てのキングパワー・マハナコンタワー近くでも警備員1人が負傷した。警察は捜索のため周辺を一時封鎖した。

政府報道官は、プラユット首相が捜査を指示したと明らかにし、「状況を注意深く監視しており、治安を強化した」と述べた。

タイ警察は1日、ASEAN関連会議の会場付近で偽の爆弾が見つかったとしていた。会議をターゲットにしたものかどうかは不明だ。

警察は、偽の爆弾に関連して男2人を逮捕したことを明らかにした。

 

8月2日、タイの首都バンコクで、小規模な爆発が3カ所で起き、3人が負傷した。バンコクでは東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の安全保障会議が開かれており、日米中、ロシアなどの外相も集まっているが、爆発が起きた場所はいずれも会場近くではなかった。写真は爆発現場で検証を行う警察官たち。バンコクで撮影(2019年 ロイター/SOE ZEYA TUN)

 

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