Shutterstock / eva_blanco

植物に囲まれる女性、うつのリスク低下 アロエなどが効果的

ハーバード大学の研究により、植物は女性の寿命を長くする効果があり、精神的にも肉体的にも健康になることが示された。

2016年に公開された本研究は、女性の健康と植物の関係を言及した。研究者は2000~2008年までの8年間に、10万人以上の女性のデータを収集した。研究者らは、最も植物に囲まれた場所に住んでいた女性らの死亡率が、都市環境に住んでいる女性よりも12%低いことを突き止めた。

長生きの理由はより良い精神状態と身体的健康だろうか。精神状態はうつ病レベルで測定されるが、より多くの植物に囲まれることで、30%近くの人々に改善が見られると推定される。植物の近くに住んでいると、女性の社会的関与と運動の機会が増え、大気汚染への暴露が減少する。

▶ 続きを読む
関連記事
抗うつ薬は本当に「脳の不調」を治しているのか。元FDA医師が、化学的不均衡説の限界と長期投薬のリスクを指摘し、うつ病治療を根本から見直す必要性を訴えます。
なぜ私たちは、気づかぬうちにネガティブ思考の渦に飲み込まれてしまうのか。脳科学と最新研究から「絶望のループ」の正体をひもとき、抜け出すための具体的なヒントを探ります。
同じ「過食」でも理由によってGLP-1薬の効き方は大きく変わる――外部刺激型は効果大、感情型は伸び悩む最新研究の驚きの結果とは。減量成功に欠かせない心理面のサポートや依存との関係まで深掘りします。
ホメオパシーは、うつを単なる「化学的不調」ではなく心身全体のバランスの乱れとして捉え、個々に合ったレメディーで内側から整えていく療法です。悲嘆、無気力、季節性感情障害など多様なタイプに寄り添います。
認知行動療法によって脳の灰白質体積が増加し、うつ症状が改善することがMRIで確認されました。脳は固定された器官ではなく、思考の訓練によって構造が変化し回復力が高まることが科学的に示されたのです。