米保健当局、電子たばことの関係疑われる肺疾患について調査

[ニューヨーク 18日 ロイター] – 米疾病対策センター(CDC)は、電子たばこの使用と因果関係があるかもしれない肺疾患の「一群」について調査していることを明らかにした。

CDCによると、14の州から肺疾患について報告があったが、感染症であることを示すデータはないという。電子たばこの使用が原因かどうかを判断するには、さらなる情報が必要だとした。

CDCはウィスコンシン、カリフォルニアなどの州の保健当局と共同で調査を行っている。これらの州からは6月28日以来、蒸気を吸う行為と関係がある重度の肺疾患とみられる94のケースについて報告を受けた。患者の大半は10代の未成年者や若い成人で、このうち30件はウィスコンシン州で見られた事例だったという。患者には咳や息切れ、疲労感といった症状があった。

この他のニューヨークなどの州も蒸気を吸う行為と関係がある肺疾患を巡り、健康に関する勧告を出している。

CDCは肺疾患を特定の商品と関連付けてはいない。米国ではジュール・ラブズが電子たばこ市場で圧倒的なシェアを持つ。米たばこ大手アルトリア・グループ<MO.N>がジュールの株式35%を保有している。

ジュール・ラブズは18日付のロイターへの電子メールで、蒸気を吸う商品に関する報告を注視しているとコメントした。

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