大紀元時報

テキサスの少女に訪れた『奇跡』 手術不可能と言われた脳腫瘍が消失

2019年09月06日 18時54分
Google Street View
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地方紙によると、テキサスに住む少女の脳腫瘍が奇跡的に消失したという。

12NewsNowによると、ロキシル・ドスはびまん性橋膠腫(DIPG)と診断された。「とてもまれですが、深刻な疾患です」デル小児科センターのヴァージニア・ハロルド医師はそう語る。

ハロルド医師によると、ロキシルは何週間にもわたる放射線治療を続けたものの、回復の見込みはなかったという。

彼女の両親であるジェナとスコットは奇跡を祈り続けた。

「祈りが通じたんです」腫瘍の消失後に、母親のジェナはそう話す。

ハロルド医師の報告では、「ロキシルのMRI画像が信じられませんでした。腫瘍が描写不可能だったんです。本当にあり得ないことです」とのこと。

医師たちにも、なぜ腫瘍が消失したのかは説明ができない。

「デル小児、テキサス小児、ダナ・ファーバー、ジョンズ・ホプキンス、MDアンダーソン、すべての病院の医師がこの腫瘍はDIPGだという意見で一致しました」と父親のスコットは言う。

家族の間では、信仰が娘の回復へとつながったと信じているようだ。ジェナは取材で、「毎日、家族の間で話すんです。神様がロキシルを癒してくださったんだねって」と語る。スコットも、「ロキシルの良好な状態がどのくらい続くのか分かりませんでしたが、とても良くやっていますよ」と話す。

少女は今後も、予防として免疫療法などの治療を続ける予定だ。KHOU(米国テキサス州ヒューストンのテレビ局)によると、家族は彼女のスキャンをダブルチェックしたが、万事順調とのことである。その他詳細は明かされていない。

DIPG

セント・ジュード小児研究病院はDIPGについて以下のように述べている。

「DIPGは、首の後部で脊髄とつながっている脳幹という部分に生じる腫瘍の一種です。脳幹は呼吸、心拍、視覚・聴覚・歩行・会話・食事などの機能をつかさどっています。グリオーマ(膠腫)と呼ばれるのは、腫瘍が脳の支持細胞であるグリア細胞からできるためです」

「DIPGにおける大きな問題は、腫瘍の位置上、生検や手術を行うことが危険なため、悪性度により分類できないことです。生検を行っても、すでにグレードⅢやⅣまで進行しており浸潤性が高い場合が多いです。ほとんどの場合、腫瘍はMRIによって診断されます」

PublicDomainPictures / Pixabay


研究センターによると、小児脳腫瘍の10-20%がDIPGとのことだ。「この腫瘍は5~10歳に多いですが、小児期のどの年齢でも起こりえます。非常にまれですが、成人にも起ることがあります」

症状は、歩行や姿勢の保持における障害、視覚障害、嚥下・咀嚼障害、嘔気・嘔吐、早朝の頭痛、顔面感覚の低下、顔面下垂などがあげられる。治療には、放射線治療、外科的手術(まれ)、化学療法がある。

セント・ジュードは以下のようにコメントしている。「DIPGの生存率は非常に低く、現段階でこの腫瘍に対する有効な治療はありません。セント・ジュードをはじめアメリカ全土の小児脳腫瘍チームは、今後もDIPG患者への治療法の発見のために努力を続けます」

(大紀元日本ウェブ編集部)

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