香港で数万人が平和的な抗議集会、米国に支援求める

[香港 14日 ロイター] – 政治的な混乱が続く香港で14日、デモ参加者がマスクなどで顔全体を覆うことを禁止する「覆面禁止法」が導入されて以降初めて、抗議集会が許可され、若者を中心に集まった数万人が米国に支援を呼び掛けた。

金鐘(アドミラルティ)地区にある中央政府庁舎の付近で開かれた平和的な集会で、参加者らは「自由のため、香港のために戦う」とスローガンを唱えた。

覆面禁止法は5日に導入されたが、14日のデモでは多くの参加者がこれに反発し、マスクを着用して抗議。

香港の民主主義確保に向け、米議会に「香港人権・民主主義法案」を可決するよう呼び掛けた。

「香港を再び偉大にする」と書かれたポスターや、星条旗を振る参加者の姿も見られた。

一方、13日に行われたデモは、ショッピングセンターや路上で参加者と警察が衝突し、混乱状態に陥った。

警察当局によると、「テロ攻撃」に使用されるような手製の爆破装置が警察車両付近で使用され、遠隔操作で爆発したほか、警官1人も首を切りつけられたという。

当局者は14日、「警察に対する暴力が、生命を脅かすレベルに達している」と指摘。「彼らは抗議者ではなく、暴徒で犯罪者だ。理由が何であれ、このような暴力は決して正当化されない」とデモ参加者らを非難した。

中国国営テレビの中国中央電視台(CCTV)によると、中国の習近平国家主席は13日、訪問先のネパールで行われた首脳らとの会談で、中国を分断しようとする動きを断固として封じ込める意向を表明した。

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