大紀元時報

アスファルトまみれでガチガチの四匹の子犬を救助、洗浄に3日

2019年12月27日 04時03分
(PublicDomainPictures.net)
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四匹の愛らしい子犬が、ひどい目に合わされ、あやうく命を落とすところだったが、幸いにもインドの動物愛護のスタッフが市民の連絡を受けて急行し保護した

遠くから見ると、黒い塊が地面に転がっているだけのようだった。それは表面が石や落ち葉をくっつけて固まっていたからだが、よくよく見るとその物体は動こうとしている。なんとそれは一匹の子犬だったのだ。

犬は顔半分のみ汚れておらず、大きく片目目を見ひらくが、もう一方の目はアスファルトで目を開けられない。動物愛護のスタッフは近づき、そっと気をつけながら抱き上げた。

近くにはゴミ捨て場があり、市民はここに大量のゴミを捨てていく。がらくたがこのあたりに散乱している。救助に来た人はかすかな鳴き声を頼りに探ってみると、子犬がプラスチックのパイプと鉄柱の間あたりに挟まれているのに気づいた。パイプをどかしてみると、半身がアスファルトまみれになったもう一匹の子犬を見つけ、抱き上げた。

近所の住民が語るには、子犬の鳴き声が聞こえ、行ってみてるとゴミ捨て場に子犬が捨てられていたとのこと。アスファルトのぬかるみにゴミと一緒に子犬も投げ捨てられたようだ。石ころや枯れ葉、ゴミなどがアスファルトでまとわりつき、固まってしまい身動きが取れなくなったと見られる。

保護された2匹は、アスファルトまみれのまま救護センターに運ばれた。まず特に汚れのひどい犬を台の上にあげ、ベテランのスタッフがまず希釈用の油でアスファルトをゆるくしていった。そうするうちに表面の石ころや枯れ葉などが剥がれていったが、なんとアスファルトは1センチ(2.5cm以上)の厚みになっていたという。

アスファルトが柔らかくなってから、スタッフはさらにアスファルトを少しずつちぎって剥がしていった。体にまとわりついた大きな異物が取れると、ようやく子犬自身の毛が見えてきた。とはいえ、まだまだ犬の毛には黒々としたアスファルトがべたべたと残ったままだ。

たらいに希釈オイルを入れて子犬を浸らせ、子犬の毛や皮膚に残ったタールを洗い落とす。子犬には注射器に水を満たして口に入れ、水分を与えた。子犬は不安と緊張、苦痛に満ちた目をして見ている。
子犬らの疲労は甚だしく、作業は中断して一晩休ませることになった。ミルクを注射器で飲ませて、お腹を満たしてから眠らせた。

子犬らはすやすやと眠ったが、スタッフたちはまだ休めない。というのもその晩には、ゴミ箱の中からまたさらに2匹の子犬が発見されたからだった。この2匹も同じように、体がアスファルトまみれの状態だったのだ。

3日連続でお風呂に入った子犬達は、スタッフらの献身的な作業のおかげですっかりきれいになり、子犬の愛らしい外見を取り戻せた。

保護された子犬たちはスタッフらとボール遊びをしたり、抱っこされたりと幸せいっぱい。さらに嬉しいことには、近所の住人からの情報を頼りに、とうとうお母さん犬も見つかったとのこと。親子水入らず、安心して楽しく暮らせることになったとさ。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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