眠れない人にも効果 靴下をはいて寝る4つのメリット

仕事や家事で疲れた一日の終わりにぐっすり寝ることは至福のひとときです。しかしなかなか寝付けないという人も少なくありません。どうしましょうか?靴下を履いて寝てみましょう! あっという間に眠りにつくことができるだけでなくその他にも多くの利点があるようです

靴下をはいて眠ると、深部体温の調節を助ける

なぜ靴下をはいて眠ることが睡眠を助けることができるのか まず体温調節がどのように行われるのかを見てみましょう。

人体の深部の温度は、生理学的時計と密接に関係しています。通常の体温は摂氏約37度ですが、日中はわずかに上昇および下降します。日中、体温は徐々に上昇し、午後に最高点に達し、その時点で人の精神は最高になり、その後、夜に徐々に低下し、人々は眠くなります。

寝ている間に靴下を履くと足が温まり、足への血流が増え、血管が拡張します。この時点で、体は皮膚から熱を放出し、深部体温を低下させ、脳に「眠る時間だ」と伝えます。ジャーナル「Physiology&Behavior」に掲載された研究では、普通の靴下や電熱ソックスを履いて寝ていた大人が、より早く眠ることができることがわかりました。

クリーブランドメディカルセンターは、最適な寝室の温度が摂氏16〜20度であると指摘しています。これは、この温度が体温を自然に低下させ、睡眠を促進するためでもあります。

靴下を履いて寝ることの 4つの効果

靴下を履くことは睡眠を促すことの他に次のような効果もあります。

1,ほてりを防ぐ

多くの女性は閉経期にほてりの症状があり、熱くなったり、寝汗をかいたり、動悸がするなどのようなことを感じます。ほてりはホルモン障害が体温調節に影響することが原因ですが、靴下を履くと夜間の体温が低下し、ほてりが防止されます。

2. レイノー症候群のリスクを軽減する

レイノー症候群とは皮膚と血管に影響を与える病気で、もしあなたの手足が常に氷のように冷たいようだったら、それはレイノー症候群の徴候である可能性があります。

レイノー症候群の人は、寒いときに発作を経験することがあります。発作時には、手と足の端の血管が過度に収縮し、手足への血液が減少し、指やつま先が冷たくなったり青白くなったり、ひどいときには意識を失ったりします。靴下を履いて寝ると、症状が改善され、足の血液循環が改善されます。

3. かかとのひび割れの改善

乾燥した寒い冬には、足に潤いを与えた後に靴下を履くと、足の水分の損失を防ぎ、乾燥してひび割れたかかとの悩みを改善できます。

4. 気と血液循環を促進する

伝統的な中国医学の理論によると、冷たい足は体から気を消耗させますが、靴下を履くと足が暖かく保たれ、それによって血液循環が促進されます。

靴下の着用に注意する3つのこと

1, どんな靴下がよいか

睡眠中に着用される靴下は、より通気性があり快適である必要があり、できれば天然繊維のものがよいです。靴下のサイズは厚すぎたりサイズがきつすぎると血液の循環が妨げられます。

さらに、医師からのアドバイスがない限り、寝るときに圧縮靴下(弾性靴下)を着用しないでください。また電気靴下を選択した場合は、設定

温度を熱くしすぎないようにしてください。そうしないと、足に火傷するだけでなく、火災の原因にもなります。

2,まめに靴下を交換する

毎晩寝る前に清潔な靴下に交換してください。靴下は汗で細菌や汚れがつきやすく、汚れたものはよくありません。

3. 足を乾いた状態に保つ

寝る前にお風呂にはいったり、足をつけたりするのも睡眠に役立ちますが、足を浸してから足を拭いてから靴下を履いて雑菌を繁殖させないようにしましょう。

(大紀元日本ウェブ編集部)