弾圧される前の1998年、遼寧省の庁舎広場前で、早朝の煉功動作(気功)を行う法輪功学習者たち(minghui.net)

ノルウェー図書館、中国スキーチームの法輪功書籍撤去要求を拒否

最近、ノルウェーで練習している中国スキーチームの選手が地元の図書館に対し、法輪功の書籍を撤去するよう要求したが、却下された。ノルウェーメディア「Norway Today」が報じた。

 

報道によると、中国のクロスカントリーチームは2022年の北京冬季五輪に備えて、同国メローカー市で転地トレーニングを行っていた。図書館の支配人アンネ・マルケン(Anne Marken)氏によると、3人の隊員ぞれぞれから書籍を撤去するよう強要された。また、ほかの選手は別の書籍に対しても同様の要求を出した。「彼らによれば、それらの本を読んだ選手は中国の収容所や監獄に送られる危険があるという」

 

しかし選手らの要求は却下された。ノルウェー紙「Adresseavisen」の取材に対し、アンネ・マルケン氏は「ノルウェーには言論の自由がある。彼らの要求に従うことはできない」「図書館の本はすべて公開されている。このような要求で本を撤去することはできないと彼らに伝えた」と話した。

 

法輪功は1992年から創始者の李洪志氏によって伝え出された佛家修煉法だ。学習者は「真・善・忍」に基づいて修煉する。その顕著な病気治療の効果から中国で爆発的な人気を得た。1998年、中国政府の統計によると、学習者の人数は7000万人に達したという。1999年7月、当時の江沢民国家主席は法輪功の人数の多さに脅威を感じ、弾圧に踏み切った。中国国内の学習者は今も迫害を受けている。

 

(翻訳編集・文亮)

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