インド政府、マレーシア産パーム油のボイコットを呼びかけ

[ムンバイ 13日 ロイター] – 複数の関係筋によると、インドのパーム油輸入業者は、マレーシアからの輸入を事実上すべて中止した。

マレーシアのマハティール首相がインド政府を批判したことを受けて、インド政府が非公式に輸入業者にボイコットを指示したという。

インド政府は、精製パーム油とパーム・オレインの輸入も制限しており、関係筋によると、インドの輸入業者はマレーシア産のパーム原油と精製パーム油の購入を中止している。

インドは世界最大のパーム油輸入国。インドネシアやマレーシアなどから年間900万トン以上のパーム油を輸入している。

今回の措置を受け、マレーシアでパーム油在庫が拡大し、価格<FCPOc3>に下落圧力がかかることも考えられる。インドネシアがパーム油の輸出で優位に立つ可能性もある。

マハティール首相は昨年10月、インドがパキスタンと領有権を争うカシミール地方に「侵略し占拠した」と批判。先月にはインド政府が国籍法改正で社会不安をあおったと発言した。

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