フィリピン首都近郊の火山活動に沈静化の兆し、噴火リスク残る

[マニラ 16日 ロイター] – フィリピンの首都マニラ近郊にあるタール山で続く火山活動が沈静化の兆しを見せている。ただ、依然として予断を許さない状況だとして当局は避難者に自宅に戻らないよう警告している。

フィリピン火山地震研究所は、火山活動が全般的に弱まっているとした上で、15日以降100回以上の地震が観測されており、マグマは上昇を続けていると説明した。

タール火山は12日に噴火。これまでに周辺住民5万3000人以上が避難しているが、避難を拒んでいる人や、ペットの様子確認や貴重品の持ち出しのためすでに帰宅した人も多い。

タール火山は過去500年に30回以上噴火しており、今回の噴火は1977年以来となる。1911年の噴火では1300人以上の死者を出した。

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