米イラン核協議協議は予定通り開催へ トランプ大統領「ハメネイ師はもっと憂慮すべき」

2026/02/06
更新: 2026/02/06

米国とイランが核協議を開始する前夜、イランが会談場所および形式の変更を主張したことで交渉は一時膠着した。

最終的に米国側はイランの要請に従い、オマーンで会談を行うことに同意したが、交渉内容をめぐって双方の間には依然として重大な隔たりがある。2月4日ドナルド・トランプ米大統領はNBCのインタビューで、イラン最高指導者アリ・ハメネイ師に改めて警告を発した。

米ニュースサイトAxiosの報道によれば、米国は当初、イラン側が求めた交渉場所の変更を拒否し、従来の計画を維持する立場を取っていた。しかし複数の中東諸国首脳の緊急の働きかけを受け、トランプ政権はオマーンでの会談開催に同意した。

今回の膠着は、トランプ大統領が軍事行動に踏み切るのではないかという中東諸国の不安を強めた。少なくとも9か国の首脳がホワイトハウスに働きかけ、米国に対し交渉から撤退しないよう求めた。

米政府高官は、トランプ政権が最終的に米イラン協議の再開に同意したのは、中東の同盟国に配慮したためであり、依然として外交的解決を目指しているからだと明らかにしている。

2月4日夕方、イランのアッバス・アラグチ外相はXに投稿し、米イランの新たな核協議が2月6日午前10時にオマーンの首都マスカット市で開催されると発表した。

米政府当局者はその後、会談日程を確認したが、交渉議題をめぐっては依然として双方に隔たりがある。マルコ・ルビオ米国務長官は同日、実質的な協議にはイラン政府のミサイル計画やその他の問題も含めなければならないと述べた。一方、イラン側は、協議はイランの核計画に限定され、ミサイル計画を含む他の問題は議題に含まれないと反論した。

同日、トランプ米大統領はNBCのインタビューで、ハメネイ師は憂慮すべきかとの問いに対し「彼は非常に憂慮すべきだ。確かに憂慮すべきだ。皆が知っているように、彼らは我々と交渉している」と述べた。

一方、ホワイトハウスのスティーブ・ウィトコフ特使は2月3日、イスラエルでベンヤミン・ネタニヤフ首相および国防当局高官と会談し、対イラン交渉に関する立場を調整した。

2月5日、カタールを訪問中のドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、イラン当局に対し核計画の終了に向けて真剣に米国と協議するよう求め「イラン指導部は直ちに実質的な対話を開始し、攻撃的行動を停止し、国際社会の合意に従って核計画を終結させるべきだ。特にカタール、ヨルダン、イスラエルに対するさらなる軍事的脅威は避けなければならない」と述べた。

ウィトコフ特使とドナルド・トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏は2月5日、カタールを訪問し、カタール首相とイラン問題について協議した後、オマーンに移動し、イラン代表団と会談する予定だ。