新型肺炎による中国の通商合意不履行、米農務長官が容認示唆

[サンアントニオ(米テキサス州)/シカゴ 5日 ロイター] – パーデュー米農務長官は5日、新型肺炎の影響で中国が「第1段階」の米中通商合意で約束した米農産品の購入拡大を実行できなくなった場合、米国は「理解を示す」べきとの考えを示した。

1月15日に署名した第1段階の合意では、中国は2020年の米農産品購入額を2017年比で125億ドル増の365億ドルとし、2021年は少なくとも同195億ドル増とすることなどを約束した。

新型肺炎で中国経済の一段の減速が懸念される中、コモディティーのトレーダーや農業分野のエコノミストの間では、中国が今年、米農産品購入拡大の約束を果たせるのか、懐疑的な見方が広がっている。

パーデュー長官は、テキサス州で開かれた会議で記者団に対して「中国が(米農産品の購入増に向けて)努力しているのに、経済が悪化した場合は、われわれは理解を示す必要があるのではないか」とした。

米中が署名した第1段階の通商合意には天災に関する条項が盛り込まれており、「自然災害やその他の予測不可能なイベントが発生し、合意で規定された責務を期限内に履行できない場合、相互に協議することとする」とされている。中国は現時点ではこの条項を発動していない。

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