トランプ米大統領、駐独大使を国家情報長官代行に指名

[ベーカーズフィールド(米カリフォルニア州) 19日 ロイター] – トランプ米大統領は19日、国家情報長官代行にリチャード・グレネル駐独米大使を指名した。グレネル氏はトランプ大統領の強力な支持者とされる。

トランプ氏はツイッターで、米大使としてのグレネル氏の仕事を高く評価した上で「ともに仕事をするのを楽しみにしている」と述べた。

8月から長官代行を務めてきたジョセフ・マグワイア氏にも謝意を示した。

トランプ氏は、8月に辞任したコーツ前長官との間で、ロシアによる選挙干渉疑惑などを巡り、あつれきが生じていた。

国家情報長官のポストは2001年9月11日の米同時多発攻撃を受けて設置され、中央情報局(CIA)など情報機関を統括する。

国家情報長官の指名は上院での承認を必要とするが、今回は長官代行の指名であるため、上院の承認は必要ない。

上院情報委員会の民主党トップ、マーク・ウォーナー上院議員は、トランプ氏の決定について「重要な安全保障ポストについて、助言や承認を行う上院の憲法上の権限を迂回(うかい)する狙いがあるようだ」と批判した。

*内容を更新し、カテゴリーを追加しました。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]