トランプ米大統領、駐独大使を国家情報長官代行に指名

2020/02/20
更新: 2020/02/20

[ベーカーズフィールド(米カリフォルニア州) 19日 ロイター] – トランプ米大統領は19日、国家情報長官代行にリチャード・グレネル駐独米大使を指名した。グレネル氏はトランプ大統領の強力な支持者とされる。

トランプ氏はツイッターで、米大使としてのグレネル氏の仕事を高く評価した上で「ともに仕事をするのを楽しみにしている」と述べた。

8月から長官代行を務めてきたジョセフ・マグワイア氏にも謝意を示した。

トランプ氏は、8月に辞任したコーツ前長官との間で、ロシアによる選挙干渉疑惑などを巡り、あつれきが生じていた。

国家情報長官のポストは2001年9月11日の米同時多発攻撃を受けて設置され、中央情報局(CIA)など情報機関を統括する。

国家情報長官の指名は上院での承認を必要とするが、今回は長官代行の指名であるため、上院の承認は必要ない。

上院情報委員会の民主党トップ、マーク・ウォーナー上院議員は、トランプ氏の決定について「重要な安全保障ポストについて、助言や承認を行う上院の憲法上の権限を迂回(うかい)する狙いがあるようだ」と批判した。

*内容を更新し、カテゴリーを追加しました。

Reuters
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