台湾、20億ドル規模の景気対策を承認 新型肺炎対応

[台北 25日 ロイター] – 台湾立法院(議会)は25日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を和らげるため、600億台湾ドル(20億ドル)規模の景気対策を承認した。

新型ウイルスで打撃を受けている旅行会社向けの補助金やツアーバスの運転手向けの減税、中小企業向けの融資が盛り込まれている。

観光客に人気の「夜市」で使えるクーポン券も支給する。

台湾経済は輸出依存度が高く、エレクトロニクス産業のサプライチェーンの重要な拠点となっている。中国との経済関係が深く、今月、2020年の経済成長率見通しを下方修正した。

台湾で報告されている新型ウイルスの感染者は31人、死者は1人。感染拡大に歯止めをかけるため、中国との往来が事実上途絶えている。

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