中共肺炎、深刻なイタリア 一部では反中感情の高まり
イタリアは、中国と韓国以外で最も深刻な中共ウイルス(新型コロナウイルス)感染の被害が報告されている国だ。3月5日までに3000人を超える症例が確認され、107人が死亡した。インターネットでは、一部の中国系店舗が暴徒により破壊されたり、中国人を侮辱したりするネットの書き込みが現れた。
一帯一路に参加表明した欧州で最初の国であるイタリアは、対中融和政策を取っている。感染症の広がりにより、イタリア国民には一時、対中感情の悪化がみられたという。
インターネット上には、中国人経営者の店舗が襲撃されるという事件が発生したとの情報や、現地の中国人はイタリア人に嫌がらせを受けているとの情報がある。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の取材に応じたミラノ大学の研究者フェデリカ氏は、こうしたアジア人に対する差別がある事実を知っているが、決して許されるべきではないとした。
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