トランプ米大統領、新型肺炎対策法案に署名 FRBに利下げ再要求

[6日 ロイター] – トランプ米大統領は6日、総額83億ドルの新型コロナウイルス対策法案に署名し、同法が成立した。30億ドル超がワクチンや検査キット、治療法の研究開発に充てられる。

ロイターの集計によると、世界の新型ウイルス感染者数はこの日、累計10万人を突破。米国内で確認された感染はこれまでに233人、死者は14人となっている。

トランプ大統領はまた、同日予定されていたジョージア州アトランタの米疾病対策センター(CDC)訪問を中止。新型ウイルス感染拡大阻止に向けたCDCの取り組みを「邪魔したくない」と説明した。

しかし、トランプ大統領は新型ウイルス対策法案の署名後、CDC関係者が新型ウイルスに感染した可能性があるという情報がホワイトハウスに報告されたと述べており、予防措置としてトランプ大統領の訪問が取りやめになった可能性を示唆した。

また、混乱している金融市場はいずれ回復するとし、米ダウ平均<.DJI>の動きはさほど悪くないと述べた。

さらに、米連邦準備理事会(FRB)が今週、新型ウイルス感染拡大による米経済への影響を和らげるため緊急利下げを実施したにも関わらず、FRBは利下げを実施し、景気を刺激すべきと再要求した。

関連記事
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。