トランプ米大統領、新型肺炎対策法案に署名 FRBに利下げ再要求

2020/03/07
更新: 2020/03/07

[6日 ロイター] – トランプ米大統領は6日、総額83億ドルの新型コロナウイルス対策法案に署名し、同法が成立した。30億ドル超がワクチンや検査キット、治療法の研究開発に充てられる。

ロイターの集計によると、世界の新型ウイルス感染者数はこの日、累計10万人を突破。米国内で確認された感染はこれまでに233人、死者は14人となっている。

トランプ大統領はまた、同日予定されていたジョージア州アトランタの米疾病対策センター(CDC)訪問を中止。新型ウイルス感染拡大阻止に向けたCDCの取り組みを「邪魔したくない」と説明した。

しかし、トランプ大統領は新型ウイルス対策法案の署名後、CDC関係者が新型ウイルスに感染した可能性があるという情報がホワイトハウスに報告されたと述べており、予防措置としてトランプ大統領の訪問が取りやめになった可能性を示唆した。

また、混乱している金融市場はいずれ回復するとし、米ダウ平均<.DJI>の動きはさほど悪くないと述べた。

さらに、米連邦準備理事会(FRB)が今週、新型ウイルス感染拡大による米経済への影響を和らげるため緊急利下げを実施したにも関わらず、FRBは利下げを実施し、景気を刺激すべきと再要求した。

Reuters
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