新型ウイルス、エジプトで初の死者 ドイツ人男性

[カイロ 8日 ロイター] – エジプトの保健省は8日、同国に入国したドイツ人男性(60)が、新型コロナウイルスへの感染で死亡したと明らかにした。新型ウイルス感染により同国で死者が出るのは初めて。

男性は7日前にエジプトに入国。紅海沿いのリゾート地ハルガダの病院に搬送されていた。

保健省によると、男性は7日のウイルス検査で陽性反応が出ていた。ハルガダに移動する前に観光地ルクソールを訪れていたという。

当局は7日、ナイル川を運航してルクソールに到着したクルーズ船で、外国人観光客を含む45人が新型ウイルスに感染していたと明らかにした。それまで国内の感染者は3人だった。

また、保健省は8日の声明で、国内で新たに7人の感染が確認され、そのうち4人は外国人だと明らかにした。感染者はこれで合計55人となった。

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