原油市場、複数の国が操作しようとしている 米政府が非難

[ワシントン 9日 ロイター] – 米政府は9日、世界の原油市場を操作しようとする複数の国家による試みが原油価格の大幅下落につながったと非難した。そのうえで、米国のエネルギーサプライヤーは、市場の大幅変動に持ちこたえることができると強調した。

米エネルギー省の報道官は声明で「石油市場を操作して衝撃を与えようとする国家の試みは、各国のパートナーや同盟国に対して、米国のエネルギー供給国としての役割が重要であることを強調している」と説明した。

エネルギー省は、特定の国を名指しはしていない。ただ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と主要産油国で構成するOPECプラスの協議が決裂したことによる影響を注視しているとした。

また、新型コロナウイルスが原油需要に与える影響も監視しているとした。

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