インド、タージ・マハルなど観光名所閉鎖 感染確認者125人に

[ムンバイ 17日 ロイター] – インドは新型コロナウイルスの感染対策として、最も有名な観光名所のひとつであるタージ・マハルを閉鎖した。また、同国の金融センターであるムンバイは3月16日夜、必要不可欠なサービスを提供している場合を除き、オフィスのスタッフの半分を在宅勤務とするよう命じた。

ムンバイ当局はこのほか、病院や空港に対し、自主隔離を命じられた人の手首に消えないインクで「自宅隔離」とスタンプで記す権限を与えた。スタンプには自主隔離の期限も添えられている。

ムンバイでは数日前に学校や映画館、ショッピングセンター、スポーツジムなどが閉鎖され、集会も禁止された。

インドでこれまでに確認された感染者は125人。ムンバイがあるマハラシュトラ州は39人と、各州の中で最も多い。

タージ・マハルのほか、アジャンタ石窟群、エローラ石窟群などの史跡や博物館、寺院など数十カ所の観光名所が閉鎖を命じられた。

インド政府は16日、渡航・ビザ発給制限措置を拡大し、欧州連合(EU)および欧州自由貿易連合(EFTA)の加盟国、トルコ、英国からの入国を禁止すると発表した。

これとは別にパキスタン政府は、新型コロナ感染者が2日連続で倍以上に増加し、合計183人になったことを明らかにした。急増した主因は、最近イランから帰国した旅行者の検査や隔離の際のミスだという。

インドやアフガニスタンなど南アジアの国々では貧弱で不衛生な隔離施設が多く、アフガンでは最近イランから帰国して隔離されていた少なくとも38人が窓を破壊したり、病院の職員に暴力を振るうなどして逃走したという。このうち少なくとも1人が新型コロナに感染していた。

また、ムンバイ郊外にある施設からはドバイから帰国して隔離されていた11人が逃走したと地元メディアが報じた。警察が行方を追っているという。

南アジア諸国で確認された感染者の合計は400人に迫っている。

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