NZで妊娠中絶が犯罪から医療行為に、40年ぶりの法改正

[ウェリントン 19日 ロイター] – ニュージーランドは、妊娠中絶を犯罪ではなく医療行為として扱う法律を可決した。1977年の施行以来、約40年ぶりの法改正で、歴史的な大改革となる。

改革法は18日、議会で賛成68票、反対51票で可決された。

新法では、妊婦は妊娠から20週目までの期間に主治医の助言の下で、中絶処置を受けることができると規定。それ以降は、妊婦が検査を受け、かつ2人の医師が中絶は正しい決定と同意した場合に処置が受けられる。

従来の法律では、妊娠中絶は犯罪とされており、合法的に処置を受けられるのは、妊娠の継続が妊婦の心身の健康に危険を及ぼすと2人の医師が認定した場合に限られていた。

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