NZ、外国人の入国を全面禁止 19日深夜から

[ウェリントン 19日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)政府は19日、同日深夜以降、すべての外国人の入国を禁止すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大阻止のため。

NZ国民と永住権保有者の帰国は可能だが、多くの民間航空会社が欠航を決めているため、選択の余地は狭まってきているという。

アーダーン首相は会見で、海外から感染が持ち込まれるリスクを見逃すことはできない、と指摘。「観光客や学生ビザ・短期就労ビザ保有者を含め、すべての人の入国を停止する」とした。

ニュージーランドの新型ウイルス感染例は28人。死者は報告されていない。

新たな入国規制強化には、これまで適用外とされてきた南太平洋諸国も含まれる。

ただし、同首相は貨物輸送便はこれまでどおり国内に届けられると述べ、国民に対し「生活必需品の買いだめをする理由はない」と冷静な対応を呼びかけた。

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