台湾中銀が2016年以来の利下げ、政策金利は1.125%に

[台北 19日 ロイター] – 台湾中銀は19日、政策金利を1.375%から25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の1.125%とした。政策金利の引き下げは2016年第2・四半期以来初めて。

ロイター調査では、エコノミスト17人の過半数が政策金利は12.5ベーシスポイント引き下げられ1.25%になると予想していたた。

同中銀は政策決定について、全会一致であり、経済成長押し上げに向け「緩和的な金融政策をつくりだす」と説明した。

中銀はまた、レポ取引を拡大し、銀行に2000億台湾ドル(65億8000万米ドル)を供給することも発表した。

さらに、通年の経済成長率見通しを1.92%とし、昨年12月時点の2.57%から引き下げた。新型コロナウイルスの流行が「世界経済の需給に深刻な影響」を与えていると指摘した。

ただ、これでも大半の民間予想に比べて楽観的だ。INGは第1・四半期の成長率が前年同期比1%、2020年通年が1.8%と見込む。

2020年のコアインフレ率見通しも昨年12月時点の0.7%から0.55%に引き下げた。

*内容を追加して再送します。

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