イタリア、新型コロナ死者3405人で中国超える 感染者15%増

[ミラノ/ローマ 19日 ロイター] – イタリアで19日、新型コロナウイルス感染による死者がウイルス発生源とされる中国を上回った。

イタリア政府当局によると、新型コロナ感染による死者は過去24時間で427人増え、3405人に達した。中国でこれまでに確認されている死者は3245人。

イタリアでの感染者数は前日比14.9%増の4万1035人。中国の8万0907人を大きく下回る。

これまでに回復した患者は4400人と、前日の4025人から増えた。一方、集中治療室で治療を受けている患者も2498人と、前日の2257人から増加した。

イタリアでは感染拡大に向け全土で移動制限が出され、事実上封鎖されているが、感染拡大終息の兆しがみられない中、イタリア政府はこうした措置をさらに厳格化する可能性を検討している。

移動制限がどの程度守られているかも不明で、内務省によると、この1週間で120万人超が警察に移動を止められ、5万1000人が規則違反者として報告されている。

地元紙コリエレ・デラ・セーラによると、コンテ首相は店舗や学校の閉鎖を延長する方針を検討しているという。現行では大半の店舗閉鎖が少なくとも25日まで、学校閉鎖が4月3日までとなっている。

関連記事
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。