英議会が休会を1週間前倒し、25日から1か月間 新型コロナ対策

[ロンドン 25日 ロイター] – 英議会が25日から少なくとも4週間にわたり休会する。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかける対策の一環。

従来はイースター(復活祭)に合わせて31日から3週間、休会する予定だったが、25日の議会の議題一覧表にある動議は、休会入りを1週間早めることを提案している。政治家やスタッフが議事堂で仕事を続けることによるリスクが懸念されていた。

国会議事堂はすでに見学者の受け入れを停止、下院本会議場に入れる議員の数も減らし、着席した際の議員同士の間隔をとっている。

ロバート・ジェンリック・コミュニティー・地方自治相はBBCに対し、議員のほとんどは本会議場から英政府の動向を精査し続けることを望んでいるが、議会で働くスタッフを守ることも重要だと述べた。

「議会はイースター休暇後に再開すると確信している。また、この危機がどれほど深刻なものであろうと、議会が何らかの形で稼働し続けることが重要だと思う」と語った。

上院(貴族院)は25日に、新型コロナの感染拡大対策に当たる当局に広範囲な権限を与える緊急法案を承認する見通し。

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