米主要3放送局の夕方ニュース番組が中国批判を避けている=研究
中共ウイルス(新型コロナウイルス、新型肺炎)が世界で感染を拡大している今、米3大メディアのNBC、ABC、CBSの夕方ニュース放送は、中国への批判を避けていたことが、最近の研究で分かった。
米メディア監視団体「メディア・リサーチ・センター」のリッチ・ノイス所長は、「これまでの数週間の(3メディアの)放送はほとんどが中国のウイルス感染状況を扱っていたにもかかわらず、放送時間634分のうち、中国政府に批判的な話題は3分14秒(1%未満)にとどまっている」と述べた。
この研究では、1月17日~3月13日までの平日の3メディアの夕方ニュース報道を分析した。 3メディアがウイルス流行の報道時間を大幅に伸ばした一方で、視聴者は共産党政府の対応に対する米メディアの批判を「ほとんど聞かなかった」ことが判明した。
関連記事
妊娠中にCOVID-19に感染した母親の子どもは、3歳までに自閉症など神経発達障害と診断される割合が、感染しなかった母親の子どもよりリスクは上昇するが、全体としてのリスクは低いと研究者は強調している
新型コロナの新変異株NB.1.8.1がEU域内で今後拡大する見通し。現在米国では感染の3割以上を占め、中国で急拡大した株でもある。
中共疾病予防管理センターの発表によれば、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の確定患者数は全国的に数週間連続で増加し、陽性率は22.8%に達した
中国共産党は新型コロナウイルスの流行がすでに沈静化したと主張しているが、各地では依然として死亡者数の高止まりが続いており、社会的関心が高まっている。亡くなっているのは高齢者に限らず、若年層や医療従事者にも広がっている。
中国各地でコロナ感染が再拡大し、住民や医師からは実態が公式発表を大きく上回る深刻な状況との報告が相次いでいる。