中共疾病予防管理センターの発表によれば、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の確定患者数は全国的に数週間連続で増加し、陽性率は22.8%に達した。中国の医師は感染状況のさらなる悪化を見込んでおり、7月には爆発的な拡大段階へ移行すると予測している。
最新のデータによれば、5月の全国新規確定症例数は44万件を超え、インフルエンザ様疾患に占める新型コロナの陽性率は22.8%に達した。確認されたすべての症例はオミクロン変異株によるものであり、中でも変異株「NB.1.8.1」が主流となっている。
6月11日、中国工程院の院士である鐘南山氏はインタビューに応じ、現在流行している新型コロナが非常に高い感染力を持っていることを認めた。
米陸軍研究所ウイルス学実験室の元主任の林暁旭氏は新たな変異株NB.1.8.1について、病原性の強化は確認されていないが、伝播力と免疫逃避能力は高まっていると述べ「中国における問題は、変異株の出現にとどまらず、制度的要因に根ざしている。検査の有効性、対象範囲、そして当局によるデータ隠蔽の程度が根本的な課題となっている」と指摘している。
北京市衛生健康委員会の感染症報告によると、同市では法定伝染病23種の発生が確認されており、新型コロナ感染症やインフルエンザを含めた死者数は10人に上った。この報告について林暁旭氏は複数の呼吸器病原体による同時感染が進行している可能性が高いと述べた。中共政権は高病原性鳥インフルエンザの人への感染に関する情報も隠している疑いがある。
中国の医師によれば、50歳前後の層で突然死が相次いでおり、これから感染のピークが訪れる可能性が指摘する声もあがっている。
内モンゴル自治区フフホト市で漢方の私人診療所を経営する劉店主(仮名)は「現在、嘔吐や下痢、咳、多痰といった症状が目立っている。感染症の動向として、6月から7月にかけて極めて深刻化し、急速に拡大する可能性が高い」と語っている。
また、カナダ中医学学院の教授で、康美中医学診療所の院長である劉医師は「中医学の五運六気に基づく推測によれば、7月22日から9月22日にかけて感染の傾向が一時的に緩和する可能性がある」と述べた。
林暁旭氏はを感染データを隠蔽している医師たちに次のように述べた。「中共の体制内にいる西洋医学医師、大病院の医師、そして監視病院に勤務する医師たちは、中共政権による検査データの隠蔽に加担することを避け、実際の感染状況を中国国民に正確かつ誠実に伝える責任を負っている」
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