一部アフリカ諸国、新型コロナ拡大が近くピークの恐れ=WHO

[アブジャ 9日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は9日、一部アフリカ諸国で新型コロナウイルスの感染拡大が向こう数週間でピークに達する恐れがあるとし、新型ウイルス検査を直ちに拡大させる必要があるの認識を示した。

WHOのアフリカプログラムの緊急対応責任者、マイケル・ヤオ氏 はテレビ会議方式で実施された記者会見で「過去4日間で感染は倍増した」とし、「中国と欧州の事例を踏まえると、このトレンドが継続した場合、一部のアフリカ諸国は極めて近い将来に感染拡大の大きなピークを迎える」と述べ、向こう数週間でピークに達する恐れがあるとした。ただ具体的な国名は挙げなかった。

ロイターの集計によると、アフリカ地域の新型ウイルス感染者数は約1万1000人、感染による死者数は562人。

WHOのテドロス事務局長はジュネーブで外交官に対し「今すぐに行動を起こし、支援を行わなければ、貧困国は多大な災厄に見舞われる」とし、新型ウイルスの感染拡大で先進国も著しい影響を受けていることに言及した上で、「アフリカ地域の感染件数は現時点では比較的少ないが、急速に増加している」と述べた。

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