イタリア、都市封鎖を5月3日まで延長する計画=労組関係者

[ローマ 9日 ロイター] – イタリア政府は、新型コロナウイルス感染拡大を防止するための都市封鎖(ロックダウン)措置を5月3日まで延長する計画だ。労働組合関係者が9日、政府閣僚との会談後、ロイターに対して語った。

イタリア政府は3月9日に全国規模のロックダウンに踏み切った。3月21日には生活に必要不可欠なものを除き全ての企業活動を4月13日まで停止すると発表していた。

イタリア労働連合(UIL)幹部は「首相は、現時点で一時停止している企業活動を再開する条件はまだ整っていないと判断している」と発表した。

ただ、労組関係者や業界関係者はロイターに対して、衛生面の条件が整えば、4月末までに封鎖措置は一部解除され、少数の工場の稼働再開が認められる可能性があると語った。

北部工業地帯にあるロンバルディア州、ベネト州、ピエモンテ州、エミリアロマーニャ州のロビー団体からは、事業再開を求める声が高まっている。これらの地域のウイルス感染状況は深刻だが、イタリアの国内総生産(GDP)に占める割合は45%に達しており、事業停止による打撃は大きい。

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