米シェール生産、4月は日量19.4万バレル減へ 過去最大の減少

[ニューヨーク 13日 ロイター] – 米エネルギー情報局(EIA)によると、4月の米シェール生産量は日量19万4000バレル減の同870万バレル前後となり、過去最大の減少幅を記録する見通しだ。原油価格の急落を受けて各社が生産縮小に動いている。

シェール生産はここ数カ月にわたり減少していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で世界の原油需要が約30%落ち込む中、産油量の減少は加速が予想される。

EIAは、5月の米シェール生産も日量18万3000バレル減少し、同853万バレルになると予想している。予想通りなら、2019年6月以来の低水準となり、減少は6カ月連続となる。

米エネルギー省の統計によると、米原油生産は2019年11月に過去最高の日量1290万バレルを記録。このうちシェール生産は同910万バレルを占め、同じく過去最高だった。

新型ウイルスの世界的流行を受けた需要の落ち込みに加え、サウジアラビアとロシアの価格競争を受けた供給増加が重しとなり、原油価格<LCOc1><CLc1>は第1・四半期に65%超下落した。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」は12日、5─6月に日量970万バレルの減産を行うことで合意した。他の産油国による減産や戦略備蓄の積み増しなども考慮すると、実際の減産規模は最大で世界の原油供給の約20%に当たる日量1950万バレルに達するとみられている。[nL3N2C12QR]

関連記事
戦争、死、破壊、大脱走はアフガニスタンにとっては日常茶飯事。カブールで起きた悲劇的な出来事の中で、ある女性記者の物語が際立っていた。バスナヤニマ・バスさんはインドのオンライン出版『Print』の記者としてカブールに派遣され、タリバンが政権を掌握する約一週間前にアフガニスタンの首都を逃亡した。エポックタイムズは独占インタビューで、バスさんはタリバンがカブール空港を占拠した数日後の逃亡を語った。
アメリカの宇宙関連の高官は、中国共産党が太平洋上空で密かに宇宙軍を強化しており、インド太平洋地域の安全保障を脅かしていると警告している
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創業者で元最高経営責任者(CEO)の趙長鹏被告(47)に対し、米検察当局は23日、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の実刑判決を求刑した。赵被告は昨年11月、反マネロン法違反の罪状を認めており、30日にワシントン州シアトルの連邦地裁で量刑が言い渡される。
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。