2020年のスペインGDP、新型コロナの影響で9.2%減に=経済相

[マドリード 1日 ロイター] – スペインのカルビニョ経済相は1日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で同国の国内総生産(GDP)が2020年に9.2%減少するとの見通しを示した。2008年から2013年まで続いたリセッション(景気後退)よりも大幅な落ち込みを見込んでいる。

2021年には経済が回復して6.8%成長になるとみている。

同相は記者会見で「第2・四半期に最も大幅なマイナス成長になった後、年後半に緩やかながらも力強く回復していくという非対象的なV字回復」になると予想。「先行きは不透明だが、政府はより悲観的かつ慎重な予測を立てた」と述べた。

スペイン政府の予測は国際通貨基金(IMF)の予測よりも悲観的だが、スペイン中央銀行が最近示した見通しにはほぼ沿った形となっている。

同相は、厳しい景気悪化見通しの一方で、4月には建設業や農業を中心に雇用が回復するとの見方を示した。

3月後半の2週間には90万人の雇用が失われた。

スペイン全土で新型コロナ対策の封鎖措置が導入される前の2月11日に経済相が欧州連合(EU)に送付した予算案では、2020年のGDPが1.6%増加すると想定していた。

2020年の財政赤字の対GDP比の予想は10.34%に、政府債務の対GDP比の予想は115.5%に修正した。2月の予算案では財政赤字の対GDP比は1.8%を目標としていた。

*本文最終段落に語句を補いました。

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