ブラジル、ジムや理髪店の営業を許可 感染者・死者数は大幅増

[ブラジリア 11日 ロイター] – ブラジルのボルソナロ大統領は11日、ジムと理髪店を不可欠なサービスと認定、営業継続を許可した。国内で新型コロナウイルスの感染者と死者数が大幅に増加する中、外出規制を緩和した。

大統領は以前から、州政府や地方自治体による外出規制策は行き過ぎだと批判している。「人命の問題は職と同列に扱われるべきだ。経済活動がなければ生きていけず、医師も医薬品もない」と述べた。

当初、生活に不可欠として営業を許可されていた薬局や食料品店などに続き、同大統領は宝くじ販売店や教会などを追加。3度目の指示となる今回は、不可欠な事業の範囲を鉱工業や民間建設業にも拡大した。また、今後さらに規制を緩和すると確約した。

保健省は11日、ジムや理髪店の営業再開許可に関して相談は受けていないとした。

国内の新型ウイルス感染者は16万8331人、死者は1万1519人となっている。11日に確認された新たな感染者は5632人、死者は396人だった。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。