中国、米国産農産物の輸入急ぐ公算=COFCO幹部

[北京 14日 ロイター] – 中国国有の食糧企業である中糧集団(COFCO)の幹部は14日、中国が米国産農産物の輸入を急ぐ可能性が高く、「第1段階」の米中通商合意が履行されるだろうとの見方を示した。

COFCOインターナショナルの中国担当副総経理、張華氏がオンラインで行われた業界会合で述べた。

ただ、米国の主要輸出産品である大豆は、中国で在庫が増加しているほか、圧搾マージンも低下しており、米国産大豆の購入は不利になる可能性があるという。

同氏は「中国は5月から9月にかけて膨大な在庫を消化する必要がある」と発言。米国産大豆の圧搾マージンも一段と低下しており「中国の圧搾業者は今後長期にわたって圧搾マージンの低迷に見舞われる」と述べた。

同氏によると、2019/20年度の中国の大豆輸入は8750万トンとなる見通し。このうち約1370万トンが米国産、6373万トンがブラジル産になるという。

中国税関総署のウェブサイトによると、中国は米国産の大麦とブルーベリーの輸入を14日から許可する。

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