米CDC、全国規模の抗体検査でコロナ感染拡大追跡へ

[18日 ロイター] – 米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルス感染拡大の実態を追跡するため、米国内の最大32万5000人を対象に抗体検査を行う。CDCの広報担当者と関係研究者がロイターに明らかにした。

最初に25の都市圏の血液提供者から受け取ったサンプルに抗体があるかどうかの調査を6月ないし7月に開始する予定、と非営利研究機関のビタラント・リサーチ・インスティテュートのディレクター、マイケル・ブッシュ氏が説明した。

ブッシュ氏は、ひとまず暫定的に実施する検査で主導的役割を担う。この暫定的な検査の概要は今週中に正式に発表される見通しだ。

CDCの広報担当者クリステン・ノードランド氏によると、その後対象範囲と期間を1年半かけて拡大していく方針で、検査結果は随時公表することを目指す。

CDCは新型コロナ問題に対処している各自治体への科学的情報や指針の提供が遅いとの批判が出ていた。

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